1.Adobe XDで作成したファイルを保存・管理する方法は?
Adobe XDでは、編集ファイルを保存・管理する保存方法が2つあります。
- クラウド(クラウドドキュメントとしてオンライン上に保存)
- ローカル(「.xd」ファイルとしてローカルコンピューターに保存)
これらのファイルに互換性はあり、例えばクラウドドキュメントを「.xd」ファイルとしてローカルに保存し直すことも、その逆も可能です。
基本的にクラウドドキュメントを利用すれば問題ありませんが、制作フローに応じては使い分けが必要な可能性があります。
2.クラウドでファイルを保存・管理する
XDのデフォルトの保存形式は、この「クラウドドキュメント」です。オンラインのデータで、PC(ローカル)にはファイルを保持しません。XDの画面から直接アクセスし、編集します。
メリット
- オンラインである限り常に最新の状態が保存される(手動で保存する必要がない)
- ファイルの共有と共同編集をXDアプリ内で完結できる
- モバイルアプリ単体でもプロトタイプを確認できる(プレビュー用リンクの作成・アクセスやUSB接続が不要)
- 「リンクされたシンボル」機能でリンクが不明になるリスクが減る
注意点
- バージョン管理機能はまだない
- 従来の「Creative Cloud 同期ファイル」と、新しい「クラウドドキュメント」は別の仕組みであり、CCライブラリから操作できるわけではない
3.ローカルでデータを保存・管理する
「.xd」という形式のファイルで、PC(ローカル)に保存することもできます。
下記の通り、「ローカルにファイルを保存できる」こと以外では、クラウドドキュメントの方が機能として優れています。
メリット
- GoogleDriveやDropboxといった外部のストレージサービスでのファイル共有やバージョン管理が可能
注意点
- 「自動保存」「共同編集者の招待」などクラウドドキュメントの利点を享受できない
.xdファイルの展開
ファイルの拡張子を「.zip」に変更し、「The Unarchiver」などのアプリで解凍すると、中の構造を見ることができます。
ファイルの中身をまとめて取り出したい時にこうした機能・仕組みが役立つかもしれません。
4.データの保存方法を変更する
「別名で保存」をする際に、クラウド・ローカルどちらの方法で保存するか選択できます。
別名で保存する前のファイルは、元の場所に残ったままなので、必要に応じて削除します。