イラスト・ロゴ・名刺・ポスター制作『Illustrator入門』

1-4. Illustratorのカラーモードを設定する

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Illustratorで制作物を作成する時に、色の設定はかかせません。ここではカラーモードの基本とカラーモデルについて説明していきます。

公開日:2019/07/22最終更新日:2021/01/28

1.カラーモードを設定する

Illustratorでドキュメントを作成していく際に、「CMYKカラー」、「RGBカラー」に設定する必要があります。新規作成時は「新規ドキュメント」ダイアログに設定する項目があります。印刷の場合は「CMYKカラー」、Webの場合は「RGBカラー」でデフォルトで設定されています。

Illustratorドキュメントを作成した後、万が一カラーモードの変更をする場合は、「ファイル」>「ドキュメントのカラーモード」を選択するとカラーモードの変更ができます。

2.CMYKカラーとは?

CMYKカラーは、「C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)」の4色を指し、インクを混合して色を表現します。理論上はC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)を混ぜれば混ぜるほど色が暗くなり、黒色に近づいていくため減法混色と言われていますが実際は完全な黒は表現できないためK(ブラック)で補います。

印刷物を作成するときは、必ず「CMYKカラー」で作成して下さい。印刷物を「RBGカラー」のデータで作成してしまって、CMYKカラーに変換すると、色相が変化したり、鮮やかさがなくなったりするので注意して下さい。

ピザの青色を比較してもらうとCMYKの方がくすんで見えます。

3.RGBカラーとは?

RGBカラーは、「R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)」で構成される光の三原色を指します。それぞれの光が強いほど白に近づき、弱いほど黒に近づくのを加減混色と言われており、パソコンのモニターやスキャナなどは、RGBカラーで色が表現されています。

Webやアプリ画面を作成時は、RGBカラーに設定します

4.RGB・CMYK以外のカラーモデルについて

IllustratorではRBGカラーとCMYKカラーの他に、「グレースケール」、「HSB」、「Web RGB」、「Lab」などの色を使うことができます。

グレースケール グレースケールは、白から黒までの明暗だけで表現したものです。印刷の際は0%(白)~100%(黒)の濃度で設定をし、グレーに置き換えられて表現されます。
HSB HSBは、コンピューター上で扱う色を数値化した物の一つで「H(色相)、S(彩度)、B(輝度)」を使って色を表現します。
Web RGB Web RGBとは、RGBカラーを16進数カラーコードで表したものです。WebデザインはWeb RGBで使うことが多いです。
Lab Labは、「L(明度)」に「a(緑から赤の範囲)、b(青から黄の範囲)」を組み合わせて色を表現します。


Illustratorで制作物を作成する際は、カラーの特徴を理解し正しいカラーで設定して作成していきましょう

理解度チェック





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1. Illustratorの概要とインストール

2. ツールパネルの基本操作

3. ウインドウ・パネルの操作

4. 描画ツール

5. オブジェクトの編集と配置

6. 文字ツール

7. 地図を作ってみよう

8. 各種ツールの紹介