1.写真とは
写真はカメラによって撮影されたものを指します。
昔、写真は芸術や報道の分野において活躍していましたが、昨今では活用のされ方が多用化し、またデジタルカメラやスマートフォンなどのデジタル画像による写真の登場により、出版物やWebサイト・スマホのアプリ内でも多く使用されています。
2.デザインにおける写真の役割
デザインにおいて写真はどんな役割を担うのでしょうか。
役割のいくつかをご紹介します。
伝えたいことを強める
写真を用いることで、より強くメッセージを伝えることができます。写真は目で見たものと近い像であるため、より直接的で具体的なメッセージを伝えることができます。
文字情報を補助する
文字だけでは伝わりにくいことを写真を用いることで伝えることができます。文字と写真両方存在することでメッセージが伝わりやすくなります。
シーン・雰囲気を意識させる
人物や場所などの状況を写真で示すことができ、具体的なシーンや雰囲気を感じさせることができます。
3.写真の活用の例
では実際にどのように写真が活用されているのか、例を交えて紹介します。
Webサイトのファーストビュー
そのサイトが扱うもののイメージを最初に伝えるための写真です。企業サイトであれば企業のイメージやブランド、商品そのもののイメージなどが挙げられます。
商品・サービスを使っているときのイメージ画像
商品やサービスを使っている様子の写真です。実際にどんなふうに商品やサービスを使うのか、またその効果はどのようなものなのかを写真で提示することにより、見た人に利用したときのイメージを強く持ってもらうことができます。
参考:スマートフォン用アプリケーション「ANA」 | ANA
参考:【公式】こどもちゃれんじ|しまじろう|ベネッセコーポレーション
バナー広告
バナー広告において写真はとても重要な要素です。文字よりも最初に注目する要素にもなります。バナーが示す商品やサービスのイメージ、バナーを押した後の遷移先のイメージにも繋がります。
4.写真を活用する際に気をつけること
写真を活用する際にどんなことに注意したら良いか紹介します。
写真で伝えたいことを明確にする
写真を使って何を伝えたいのか明確にしておきましょう。
後の写真選びや構図に影響し、また曖昧なまま写真選びや加工した結果、見た人に異なるメッセージが伝わってしまう可能性があるので、しっかりおさえておきましょう。
写真内の情報を整える
写真はとても情報量の多い媒体です。情報量が多いが故に伝えたいことが伝わらない、また意図しないメッセージが伝わってしまう可能性もあります。
写真選び、そして必要に応じてトリミングや色調補正等を行い、伝えたい情報に注目してもらえる工夫をしましょう。
5.まとめ
本レッスンでは写真の活用の仕方や注意点を紹介しました。
次のレッスンから具体的に写真を利用する際に行うテクニックについて紹介します。