1.名刺とは
名刺とはその人の名前や連絡先を記したカードを言います。クライアント先に行った時に挨拶と一緒に渡したり、交流会などで初対面の方に渡したり、名刺が活躍するシーンは様々です。
2.名刺制作のプロセス
では、名刺を制作する際にどのような手順で行われるか、大まかな流れを紹介したいと思います。
①目的を明確にする
例えば、初対面の人に自分を覚えてもらえるよう名刺を作りたいなど、背景はそれぞれあるかと思います。
クライアントから依頼を受けて制作する場合はヒアリングして目的を引き出しましょう。
②仕様や記載する内容を定義する
次に、仕様や記載する内容を決めます。
仕様は
・紙の種類
・裏面も印刷する/しない
・フルカラー/モノクロ
・縦書き/横書き
など、前提条件となる事柄を指します。もしクライアントから依頼を受けて制作する場合はヒアリングして仕様を把握しておく必要があります。
また、
・会社名
・名前
・住所
・電話番号
・メールアドレス
など、名刺に記載する情報もおさえておきましょう。
③要素を配置する
②の「仕様や記載する内容を定義する」にあった名刺に記載する情報をひとまず名刺に配置します。このタイミングではデザインを気にせず配置します。
④要素を整える
次にひとまず配置した情報を優先度やまとまりを意識して配置します。
また、フォントやそのサイズも情報の優先度などを意識して指定していきます。
配置についてはデザインの考え方で少し解説していますので、是非読んでみてください。
参考:2-3. デザインの4つの基本原則 - 近接
参考:2-4. デザインの4つの基本原則 - 整列
⑤チェック・修正
デザインはできたら、
・目的に合った名刺になっているか
・情報に間違いがないか
など、確認しましょう。
また、クライアントがいる場合はクライアント側にデザインを見てもらい、確認を取りましょう。その際、名刺デザインの意図を説明できると良いでしょう。
⑥入稿・納品
修正が完了し、名刺のデザインができたら印刷所へ入稿、またはクライアントにデータを納品します。
3.まとめ
今回は名刺を制作する際の大まかなプロセスを紹介しました。chot.designではAdobe Illustratorを使った実践的な名刺制作レッスンもありますので、是非試してみてください。
参考:名刺制作テクニック