はじめての『WordPress』入門

7-1. レンタルサーバーを契約する

  • WordPress

いよいよ本番公開に向けて、サーバーの準備を進めていきましょう。今回はレンタルサーバーの「ロリポップ!レンタルサーバー」というサービスを使っていきます。 ※レンタルサーバーの利用には費用が掛かります。サービスごとに料金と契約内容は違うので、比較検討してから契約を決めましょう。

公開日:2020/03/16最終更新日:2020/03/16

1.レンタルサーバーとは

Web サイトを公開するには、インターネットに繋がっている「サーバー」に作ったデータを置く必要があります。

サーバーは作ろうと思えば自宅で自分専用のものを設置することもできますが、設備の費用や 24 時間の管理・メンテナンスコストなどを考えると、到底個人でまかなえるものではありません。

そこで誰でもリーズナブルな価格でサーバーが使えるように、サーバーを専門に構築・運用・保守するレンタルサーバーのサービスが存在します。

レンタルサーバーを利用するには、使いたいサービスにオンラインで申し込みをして決済をするだけといたってシンプル。申し込んだその日から Web サイトを公開することができます。

2.レンタルサーバーの種類

レンタルサーバーにもいくつかの種類があります。

共用サーバー

1 台のサーバーの中を、複数のユーザーが共用して利用する形のサービスです。非常に安価で、メンテナンスも全て事業者がやってくれます。ただし複数人で利用するため、自由度が低かったり、サーバーの負荷が高くなってしまうことがあります。

専用サーバー

1 台のサーバーを貸し切りにできるサービスです。共用サーバーに比べると少し高価ですが、自由度が高くなります。自由度が高い分、設定やメンテナンスにはある程度の知識と手間が必要になります。

VPS(仮想専用サーバー)

1 台のサーバーを複数人で使い、ソフトウェアによって 1 契約者 1 台を使っているような設定にできるサービスです。専用サーバーよりも比較的安価に、専用サーバーのような設定ができます。こちらも自由度が高い分、設定・メンテナンスのコストが掛かります。

クラウドサーバー

クラウドサーバーは共用・VPS のように 1 台のサーバーを複数人で利用するサービスです。これまでの共用・VPS と違うのは、必要に応じて機能の入れ替えや、CPU・メモリなどをあとから拡張できる点です。近年、Web サービスはスケール性(急激にユーザーが増えるような状況)が止められるようになり、クラウドサーバーが普及しました。(ex. Amazon Web Service、Google Cloud Platform、Microsoft Azure など)。従量課金のため、利用頻度や利用している機能が少ないと安価に利用できますが、その分使い倒すと VPS より高価になっていきます。

3.ロリポップ!レンタルサーバーを使ってみよう

今回、解説に使うのは「ロリポップ!レンタルサーバー」というサービスです。さきほど上げた中の「共用サーバー」に当たるサービスです。

10 日間無料でお試しができますので、こちらを使ってみましょう。

プランはライト〜エンタープライズであれば、どれでも大丈夫です。迷った方は人気のある「スタンダード」を選択しましょう。

※エコノミーは WordPress が使えません!

次に URL として利用できるアカウント名を決めます。独自ドメインを使わない場合はここで設定した URL でサイトが公開されます。

※独自ドメインは別のサービス(ムームードメインやお名前.com など)で取得します

このあと SMS 認証を行い、申込内容を入力します。

こちらの画面がでれば、申込みは完了です。

ユーザー専用ページにログインしてみましょう。

続いて WordPress のインストールを行います。

理解度チェック







このレッスンの著者