UI/UXデザイン入門

4-4. UXデザインのプロセス 評価編

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前回のレッスンではUXデザインのプロセス、「プロトタイプ」について手法を交えて紹介しました。このレッスンでは次のフェーズである「評価」について説明します。

公開日:2021/10/18最終更新日:2021/10/18

1.UXデザインのプロセスとは

UXデザインのプロセスのおさらいをします。

UXデザインのプロセスは以下のような図で表すことができます。このレッスンでは、「⑤評価」について説明します。


図:UXデザインのプロセス

 

2.評価

評価のフェーズでは実装した製品やサービスをユーザーに触ってもらい、その反応から製品やサービスで実現したい体験を提供できているかを確かめます。
このフェーズでは、実際のユーザーに製品やサービスを触ってもらい評価することがメインとなります。そのため、ユーザー評価やUX評価などの言葉で呼ばれることもあります。

評価のフェーズが完了した後は、評価の結果から変更が必要なフェーズからやり直すことでUXデザインのプロセスを循環させ、目指すユーザー体験に近づけていきます。

3.評価の手法

評価のフェーズにおける具体的な手法についていくつか紹介します。

シナリオ共感度評価

製品やサービスのコンセプトを表現したもの(ストーリーボードやイラストなど)をユーザーに提示し受容性を把握する手法です。

ユーザビリティテスト

ユーザビリティテストは想定される対象ユーザーに実際に製品やサービスを使用してもらい、タスクの達成度などを分析する手法です。


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4.UXデザインのプロセスを実践する

今回を含む4つのレッスンでUXデザインのプロセスについて紹介しました。今回ご紹介したもの以外にもたくさんの手法がありますので、プロジェクトにとって必要な手法を選定していきましょう。

手法をメインに紹介しましたが、一番大事なのはプロジェクトメンバーとユーザーに提供したい価値や体験を共有し実現するために進んでいくことです。

より良い製品やサービスを生み出すために各フェーズの目的やユーザーを忘れずに実践していきましょう。

5.まとめ

これでUI/UX入門のレッスンは終了になります。

最初からすべてを実践するのは難しいですが、ひとつひとつUI/UXデザインを取り入れ、着実にユーザーにとってより良い製品やサービスを生み出しましょう。

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