1.改めてUIとは
UIはシステムとシステムの間や人間と機械の間を結びつける存在です。
chot.designが扱うUIの領域は、機械やコンピューターに情報を入力したり、その入力によって返ってくる情報を受け取ったりする仕組みの部分です。例としてはスマートフォンのアプリやWebサイトのデザインなどが挙げられます。
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2.改めてUXとは
UXはユーザーが製品・サービスを通して得られる体験を指します。私達は製品やサービスに出会い、利用し、利用した後に様々な印象や感想を持ちます。これらの体験がUXです。
UXをデザインするということは、ユーザーにより良い体験を与えることを目的としています。
3.UIとUXの違いと関係性
様々なところで「UI/UX」という表記を見かけますが、この「UI」と「UX」の違いとは何か、またどんな関係性なのか紹介します。
UIはUXの一部
「1-2. UXとは」で「ユーザビリティが高い水準に達したとしてもユーザーの体験が良いものであるとは限らない」と述べました。この文章の「ユーザビリティ」の部分を「UI」に置き換えることもでき、優れたUIだったとしてもユーザーにとってより良い体験になるとは限りません。
通販サイトのUIが良かったとしても、以下のようなことがあれば、より良い体験とは言えないでしょう。
- 想定されるユーザーにあった商品がない
- 購入するために必要な商品情報が少ない
- 購入から発送までの時間が長い
- 問い合わせした時の印象が良くない
- 届いた商品のクオリティが値段に釣り合わない
このように、より良い体験を生み出すためにはUIだけではないことがわかります。より良いUXを生み出すための一要素としてUIがあると言えます。
UXには時間軸がある
UXは製品やサービスの利用前・利用中・利用後・利用時間全体が対象となり、それぞれに経験できる体験は異なります。このようにUXには時間軸が存在します。
UIはこのUXの時間軸の中でも大きく「利用中」の過程においてユーザーとの接点が生まれます。
この時間軸については後のレッスンで詳細を紹介します。
図.UXの期間モデル「UX白書.2011」を元に作成
4.まとめ
このレッスンでは、改めてUIとUXについて、またUIとUXの関係性について学びました。次のレッスンではUI/UXの分野で求められるスキルについて紹介します。