1.Wrikeには無料プランを含め5プラン存在する
公式の価格設定ページにもあるように、Wrikeには
- 無料
- Professional
- Business
- Enterprise
- Marketing
の5つのプランが存在します。
2.Wrikeの料金プランを比較する
まずは、全5プランの比較をしてみましょう。
無料プラン
無料プランでは5人まで利用可能です。基本的なタスク・ファイル管理は可能ですが、無料プランは大きく以下の点が他のプランと異なります。
- ガントチャートが使えない
- サブタスクが使えない
- 最大5人までしか利用できない
無料プランでも、リストビュー・ボードビュー・テーブルビューの3つが使うことができます。ガントチャートが必要ないような、比較的シンプルなプロジェクトやタスク管理であれば、無料プランでも十分に活用できると思います。
Profesionalプラン (月$9.80/ユーザー)
Professionalプランでは無料プランに加え、下記の機能が利用可能です。
- ガントチャート
- ダッシュボード
- サブタスク
- タスクの一括編集
- フィルター
Professionalプランでの大きな追加点は、ガントチャートとサブタスクが使える点です。ガントチャートでは依存関係のタスク設定も可能なので、ある程度大規模なプロジェクトにも耐えうる機能が備わっています。
ただし、Professionalプランは5ユーザー単位で契約、最大15ユーザーまでのプランです。例えば7ユーザーが利用したい場合でも、10ユーザー分の契約が必要となります。また、16ユーザー以上登録したい場合は、Businessプラン以上の契約が必要です。
ですが、Professionalプランは月$9.80/ユーザーに対して、Businessプランは月$24.80/ユーザーと、2倍以上に跳ね上がります。
使い方次第ではありますが、機能は十分だけど15名以上で使う可能性がある・・・という方は、無料のコラボレーターライセンスをうまく利用することで多少の人数増には耐えうると思います。コラボレーターライセンスで限界を感じるようになってきたらBusinessプランにアップ、というのもありかもしれません。
Businessプラン(月$24.80/ユーザー)
Businessプランでは、Free/Professionalプランに加え、以下の機能が利用可能です。
- レポート機能
- リクエストフォーム
- カスタムフィールド
- カスタムワークフロー
- ユーザーグループ
- タイムトラッキング
- 進捗状況およびパフォーマンスに関するレポート
- 作業スケジュール
- Salesforceとの統合
- フォルダー許可
- ブランド付け作業スペース
特に便利なものをいくつかピックアップしてご紹介します。
リクエストフォーム
リクエストフォームでは、作成したフォームに投稿すると予め決めたユーザーに自動的にタスクが登録される機能です。
筆者の会社では、開発案件が発生するたびにディレクターからインフラ担当へGitのリポジトリ作成をSlackで行っていました。Slackで行う場合、依頼するディレクターによって情報の過不足があったり、依頼を受けた担当者もタスク化が漏れてしまうことがありましたが、Wrike導入後はこのリクエストフォーム上でやりとりを行いワークフローが簡素化されました。
ユーザーグループ
ユーザーグループは、その名の通り選択されたユーザーからなるカスタマイズ可能なグループです。タスク・フォルダー・プロジェクトを共有する際に、個別のユーザーを複数選択するのではなく、グループを指定することで一発で複数名に共有することが可能となります。
Enterpriseプラン(個別見積)
Enterpriseプランでは、Free/Professional/Businessプランに加え、以下の機能が利用可能です。
- SAMLでのシングルサインオン
- 2ステップ認証
- 操作可能な管理者許可
- パスワードポリシーの設定
- ネットワークアクセスポリシー
- アクセスの役割をカスタマイズ
- アクセスレポート
- 共有権限のカスタマイズ
- TableauとWrikeを接続
- BI Export
全体としてセキュリティ関連や管理オプションが充実し、数百名規模の企業でも、部署をまたいだ全社的な導入にも耐えうる仕様になっています。費用については個別見積となるので、お問い合わせが必要です。
Wrike Marketing
Wrike MarketingはEnterpriseプランまでのすべての機能に加え、マーケティングチーム用に役立つ機能がさらに追加されています。
- Wrike Proof
- Adobe Creative Cloud用Wrike拡張機能
- Wrike Publish
こちらもEnterpriseプラン同様個別見積となるので、費用についてはお問い合わせが必要です。
3.まずは無料トライアルを試してみよう
とにかくWrikeは機能がたくさんあり、自分たちの仕事にどのプランが必要なのか非常に悩ましいかと思います。Wrikeは全プランで14日間の無料トライアルが可能です。まずは無料で試してみて、どの機能が気に入るか体験してみるとよいでしょう。
以上、アカウントについてでした。